ここで語られる桃水(ももみず)は霊能力を扱う者。
霊能者という呼び名は彼女には相応しくない気がするのであえて控えることが多いと思う。
彼女はむやみに自分の能力のことを語ったり、その行為で金銭を取ることはない。
普通に一般人として生活している女性。
そして青虫と名乗る私は桃水の言葉を記録するだけの者であり霊能力はない。
なぜ青虫というのかはまた追々、それも私達の不思議な話の一つに出てくるはずなので。
ふたりの出会いは長男同士が同級生だったというのが始まり。
幼稚園で出会った私達は、子供も親も吸い寄せられるように仲良しになった。
ママ友として知り合った私達ではあるけれど、"はじめまして"の感覚は私だけであって桃水はそうではなかった。
その件も追々。
不思議な話はたくさんあるので少しづつ語っていこう。
私達の世界観は摩訶不思議で嫌悪を感じる人もいるかもしれないけれど、わりと好きという人だけに訪問して貰えたらそれでいい。
ここは私達ふたりの思い出をノンフィクションで語るだけの場所だから。